Back to Bach

2015/07/22

武蔵野音大時代、和声のテストでバッハのG線上のアリアのスコアを丸暗記で書かされました。一字一句間違えずに書きなさい、と。パスするのに3回位かかりました。

年月が経ち、バッハのジャズアレンジでG線上のアリアに対面したとき、何も考えずスラスラ編曲出来る自分に唖然としました。何故このように楽に書けるのか?

後から考えるに・・・
あのテストのお陰だ!
私の潜在意識はスコアのラインを一字一句覚えていたのです。

恩人の和声の先生にお目にかかりお礼を申し上げたい、と今年T先生宅に伺いました。「かけがえのない、素晴らしいテストを与えて下さり、ありがとうございました」

その折持参した廻由美子さんと、私のCDを先生は大層気に入り、訪ねて来るお客様に必ず聞かせていらっしゃるそうです。

同じ曲集でも弾き手によって、これほど違うか‼のナイスサンプルでもあるのです。